院長挨拶


 この度、鍼灸治療院を開設させて頂くことになりました。

 理学療法士として長年、整形外科にて主に痛みや運動の制限を抱えている方を対象にリハビリを行ってきました。その中で、もちろん状態が良くなっていく方はたくさんいらっしゃいましたが、中には私自身の力が足りず、経過の優れない方もいらっしゃいました。少しでも多くの方の力になりたいと、日々勉強に励み、研修会等にも多々参加しましたが、やはりそれでも経過の優れない方がいらっしゃいました。

 

 そういう方を見ていく中で、痛みや運動制限が西洋医学を中心とした運動機能の問題だけでなく、全身の調子や個人の社会的背景などから生じる精神面が影響している場合もあると感じるようになりました。そこで以前より興味を持っていた東洋医学をベースとした鍼灸治療を学んでみたいと思い、養成校に通い出しました。きちんとした根拠がある中で治療を行っていく西洋医学とは違い、東洋医学は根拠の乏しいものが多く、経験論で成り立っているものが多いように感じます。私も最初はその効果を疑っていましたが、自分自身が学び、実際に施術を受けることで、確かに身体の変化を実感しました。

 

 また、施術を受けた後は身体が全体的に温かく、楽に感じ、「なんとなく身体の調子がいい」状態になっていることが多かったです。「なんとなく身体がだるい」といった病院等に行くほどではない症状の積み重ねが、身体に負担を与え、病院に通うようになってからでは治るのに非常に時間がかかるといったケースもあるように思います。「なんとなく身体がだるい」この時点で「なんとなく身体の調子がいい」状態に持っていき、それを維持していくことが大事なのではないかと考えています。その手段として鍼灸治療や全身運動は非常に重要だと考えております。そのため、当院では鍼灸治療のほかに運動ルームを設けており、必要な方には運動指導も行っていきます。

 

 そして、同じ症状でもその原因は個人によって様々です。当院では時間をかけ評価を行い、その症状の原因をしっかり探っていきます。今まで培ってきた知識、技術、経験を存分に発揮し、西洋医学・東洋医学両方の観点から治療を行っていくことでより良い身体の状態を獲得していきます。

 

 仕事をするにも余暇を楽しむにも身体が資本です。また、長寿社会となってきており、より健康な状態で長く過ごしていくことが社会の課題ともなっております。身体の不調でお困りの方、またコンディショニングをしたいが方法がわからない方など、身体の状態でお困りの方はぜひ一度ご来院ください。

昆 美里

<保有資格>

  • はり師
  • きゅう師
  • 理学療法士
  • 薬膳コーディネーター

<趣味>

  • マラソン 

60kmの大会まで参加したことがあります

目標は100km完走、ハーフマラソン以上の大会を全都道府県完走!