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お風呂養生

日本人なら好きな人が多いお風呂。

インスタグラムにて好評でしたお風呂養生シリーズをこちらのブログにもまとめておきます。

 

興味のある方はぜひご覧ください。

 

お風呂の効果


 

まずはお風呂に入ることで得られるたくさんの嬉しい効果について説明していきます。

 

お風呂の3大効果として

〇温熱効果

〇水圧効果

〇浮力効果

が言われています。

 

この3つの効果について詳しく見ていきましょう。

 

〇温熱効果

体が温まることで全身の血流が良くなります。そして、血流が良くなることでデトックス効果を期待できます。筋肉などの組織も柔らかくなり、お風呂上りにストレッチをすると普段より良く伸びるなんていう経験は皆さんもあるはずです。

また、体温も上がりやすくなり、代謝機能、免疫機能の向上も期待できます。

 

〇水圧効果

水圧によって血管が細くなり、それによりポンプアップ効果が働きます。特に脚のむくみで困っている方など、普段は重力の影響で脚の血液をうまく上方に回せていないので、お風呂に入ることで改善が期待できますよ。

 

〇浮力効果

水の中では浮力が働き、体がかなり軽くなります。リハビリの分野で水治療法というものがあるように、体が軽くなることで関節にかかる負担が減り、痛み少なく動かしやすくなります。

筋トレも普段より少ない力で動かすことが出来るため、効率的です。

また、体が軽くなること自体でリラックス効果も得ることができます。

 

他にも温度の違いによって自律神経の働き(42℃以上で交感神経優位 37~40℃で副交感神経優位)を切り替えることが出来たり、蒸気により風邪予防も期待できますよ。

 

また、毎日お風呂に入っている人は幸福度が高いという研究結果もあります。お風呂はメンタルヘルスの点においても良さそうですね。

交代浴 半身浴


次に入浴方法の交代浴と半身浴について説明していきます。

 

〇交代浴

交代浴とは温浴と冷浴を交互に繰り返す入浴の仕方です。

サウナに入った後に水風呂に入り外気浴をしますが、あれと同じような感じのものです。

温浴により血管が拡張し、冷浴により血管が収縮します。これを交互に繰り返すことで血管のポンプアップ作用が働き、血流が改善し、それによりむくみの改善や疲労回復を期待できます。

また、温かい刺激と冷たい刺激が交互に生じることで自律神経機能の改善も期待することができますよ。

ご家庭で行う場合は温浴3分、18~20℃程度のシャワーを20秒~1分程度といったものを3~6セット行うと良いとされています。

 

注意点としては

・高血圧の方や体調の悪い方は行わない

・シャワーは手足から行う(いきなり頭、胸、お腹にかけない)

といったものがあります。

 

また、慣れていない人や寒いときは、温浴で始まり温浴で終わり、慣れてきたり暑いときは、冷浴で始まり冷浴で終わると良いとされています。

いずれも絶対的なやり方はないので、ご自身で適した温度や時間を見つけて行えると良いですね。

この交代浴は研究による効果も謳われており、リハビリ分野やスポーツ分野でも行われることがあるものなので、ぜひ試してみてくださいね。

 

〇半身浴

半身浴とは38℃程度のお湯に20~30分間、半身浸かる入浴方法を言います。

効果としては諸説ありますが、一番は汗腺を鍛えるということではないでしょうか。

 

汗には2種類あり

・体温調節の際に出る塩分濃度が低く、臭いの少ないサラサラとした汗(いわゆる良い汗)

・精神的な緊張の際に出る塩分濃度が高く、臭いのあるベタベタとした汗(いわゆる悪い汗)

があります。

 

熱中症にかかりやすい方の特徴として、良い汗をうまくかけずに体温調節がうまくできていないことがあります。

半身浴を行うことで発汗作用を促し、汗腺の機能を高めることができるため、熱中症予防に繋がるでしょう。

また、半身浴は水圧や温度による体への負担が少なくゆっくり入浴を楽しむことができるため、疲労回復や安眠効果、リラクゼーション効果も期待できます。

 

注意点としては

・上半身を冷やさない(タオル等をかける)

・水分補給を適宜行う(特にダイエット目的の方は注意)

があります。気を付けて入浴しましょう。

入浴剤の効果


最後に入浴剤の効果について説明していきます。今回の内容は株式会社バスクリンのホームページを参考にさせていただきました。

 

入浴剤は実にたくさんの種類があり、なんと明治時代から存在していたようですよ。

 

シュワシュワと炭酸ガスが入っているものは、炭酸ガスの効果として血流改善があげられます。

これは炭酸ガスがお湯に溶けると、浸透圧により末梢血管に入り込み、その濃度が上がると、元に戻そうと濃度を下げるために代謝機能が向上するからです。炭酸ガスにより一度血管内の二酸化炭素濃度を上げ、その濃度を元に戻すための力、代謝機能が上がることにより、血流が改善されるのです。

代謝機能が向上し、血流が改善されることで体が温まったり、内臓の調子が良くなったり、お肌の調子が良くなったりと様々な効果を期待できますね。

 

温泉成分の入っている入浴剤は、無機塩類が入っているのですが、この無機塩類が皮膚のタンパク質と結合し、ベールを形成することで保温効果が得られます。

 

保湿成分が入っているものは肌の保湿機能を期待できますし、入浴剤の様々な香りはリラックス効果を与えてくれます。

入浴剤をうまく使って、体の調子を整え、気分もリフレッシュ出来たら最高ですね。

 

私が試しに使用してみた3つの入浴剤のレビューも画像で載せておきます。皆さんもいろいろ使ってみてくださいね。

 

お風呂養生、参考になりましたか?

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。