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秋養生~秋の過ごし方~

当院のインスタグラムで投稿していた"秋の過ごし方"。

様々な観点から快適に秋を過ごすためのセルフケア方法をお伝えしました。こちらのブログでもまとめたものを書いていこうと思います。

秋に生じやすい不調

まず、秋に生じやすい不調について確認していきましょう。
秋は"燥邪"が体に入りやすくなり、特に五臓の"肺"を 傷めやすくなります。
それにより生じやすい不調が以下のものになります。
・咳
・鼻水
・皮膚のトラブル
・胸の張り
"燥邪"の"燥"は乾燥の"燥"です。そのため、乾燥に関係する不調が多くなっていますね。
これらのことを踏まえ、秋におすすめのツボや薬膳を紹介していきます。

秋のセルフケアにおすすめのツボ

まずは秋の時期におすすめのツボを3つ紹介します。指で押したり、お灸をしたり、ご自分の好きな刺激を入れてみてくださいね。
お灸に興味のある方は、当院のお灸便もどうぞご利用ください。
太淵:手のひら側で手首のシワの上の親指側 動脈拍動部
呼吸器のトラブルの際によく使われるツボです。
お灸をしたり、指で押してあげると良いでしょう。
尺沢:肘の真ん中にある腱の親指側
呼吸器や鼻のトラブル、肘の痛みなどに効果を期待できます。
このツボもお灸をしたり、指で押してあげると良いでしょう。
中府:鎖骨の端から親指1個分下
胸の張り、喘息、気管支炎などに良いとされ、呼吸 をしやすくしてくれます。このツボは指で押してあげると良いでしょう。
また、胸の前を伸ばすストレッチも効果的です。

薬膳作用から見た秋におすすめの食材

最後に薬膳作用から見た秋におすすめの食材をお伝えしていきます。最初に五気と六味について確認していただいてから、各食材を確認してもらえればと思います。

秋に旬を迎える食材も多くあるため、日頃のお食事にうまく取り入れてみてくださいね。

食材 五気 六味 作用
小松菜 辛・甘 大腸乾燥による便秘、喘息、咳
アスパラガス 微温 甘・苦 のどの渇き、便秘、咳、皮膚のかゆみ
涼・寒 微酸 咳、痰、のどの渇き、口内炎
 柿 咳、のどの渇き、口内炎、酒の飲みすぎ
松の実 皮膚の乾燥、咳、便秘、めまい
銀杏 甘・苦 咳、喘息、おりものが多い、尿漏れ
海藻 微鹹 痰、しこり、むくみ

気持ち良く秋を過ごすための参考にしてみてください。