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花粉症対策

この時期多くの人を困らせる花粉症。皆さんは大丈夫ですか?
当院のインスタグラムにて花粉症対策について投稿したものをこちらのブログでもまとめていきます。
また、去年の記事もどうぞご参考ください。
まずは花粉症の方におすすめのツボを症状別にお伝えしていきます。

症状別おすすめツボ

〇鼻の症状を楽にする

迎香:鼻翼外縁の中点

頭臨泣:黒目ライン上で髪の生え際の少し後ろ

〇眼の症状を楽にする

攅竹:眉頭のところ

太陽:目尻と眉毛外端を結んだ線の中点より指1本分後ろ

〇呼吸を楽にする

太淵:手のひら側で手首の皺上の親指側 動脈拍動部

内関:手のひら側で手首から指3本分上

今回紹介したツボは気持ちの良い圧で押すか、 置き鍼で常に刺激を与えてあげると良いでしょう。
鼻の症状でお困りの方は、頭臨泣は特におすすめです。目の症状でお困りの方も今回の2つのツボは、当院の施術後に特に効果を感じてもらえるツボですよ 。
ぜひ、試してみてくださいね。

花粉症と腸のお話

次は花粉症と腸のお話です。
花粉症の方は腸内環境を整えた方が良い(花粉症にはヨーグルトが良いとか言われてましたよね)と以前から言われていますが、それはなぜでしょうか?
花粉症とは、体の"バリア機能 = 免疫機能"が花粉などを異物ととらえたために起こる症状です。
腸には体の免疫細胞の約70%が集まっており、 腸内環境が乱れると免疫細胞が過剰に働いてしまい、本来異物ではないはずの花粉を異物と認識してしまいます。
そしてくしゃみや目のかゆみなど様々な花粉症の症状を引き起こしてしまいます。
そのため、腸内環境を整えることで免疫機能を正常にすることが大事になってくるのです。
花粉症と腸の関係について理解していただけたでしょうか?
それではこれらのことを踏まえ、腸の調子を整えるツボと食材をお伝えしていきます。

腸を元気にするツボ

合谷:手の甲で親指と人差し指の間

様々な効果を期待できる万能ツボです。少し時間が出来た際に気持ちの良い圧で押してあげると良いでしょう。

関元:お臍から指4本分下

お腹にあるツボです。私はお腹の調子が悪い時によくこのツボにお灸しています。

下巨虚:膝のお皿の外下方と足首を結んだ線の中点から指1本分下

特に小腸の調子を整えてくれます。

上巨虚:膝のお皿の外下方と足首を結んだ線の中点から指3本分上

特に大腸の調子を整えてくれます。

今回の4つのツボは指で押しても、お灸をしても、置き鍼をしても良いと思います。
関元に関してはお灸をして温めてあげるとより効果を感じられると思います。
ツボを刺激して腸活、 花粉症対策をしていきましょう。

西洋医学・東洋医学的に見た腸を元気にしてくれる食材

最後に腸を元気にしてくれる食材を西洋医学、東洋医学両方の観点からお伝えしていきます。
西洋医学的な観点から考えると、善玉菌を増やして くれる食物繊維を多く含んだ食材や発酵食品が大事になります。
〇食物繊維が多く含まれている食材
キノコ類、海藻類、根菜類、雑穀、玄米など
〇発酵食品
ヨーグルト、味噌、キムチ、納豆など
東洋医学的な観点からは五臓の大腸、小腸に働きかけてくれる食材をピックアップしました。
生姜、パクチー、茗荷、紫蘇、里芋、じゃがいも、松の実、りんご、キウイ、パイナップル、アロエ、イチジク、桃、ざくろ、小豆、大豆、豆乳、そば、大麦、緑茶、ココアなど
花粉症でお困りの方は、日頃のお食事にうまく取り入れてみてくださいね。
花粉症対策、参考になったでしょうか?完全に症状をなくすことは難しいですが、少しでも症状が楽になりますように。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。